検定を受験するための道具を準備するのと同様に、試験をできるだけスムーズに行えるようにモデルさんの爪も事前準備をしていく必要があります。
ですが、これはやらないと減点になるというわけではありませんが、やっていくことで受験者の方ができるだけやりやすいようにしていくためのものです。
試験要項を確認(モデルについて)
2015年5月現在 2級・3級試験要項 モデルについて
●モデルの爪及び爪周りの皮膚に疾患が認められる場合はモデルになれません。
● モデルの爪はナチュラルネイルをベースとするが、イクステンション(バーチャルを含む)とリペア(グルーオンを含む)は、合わせて2本まで可。 (ただしあくまでも、ナチュラルネイルの色と形に合わせて対応すること)
● 実技試験 1 週間前からファイル及びキューティクルクリーンなどの手入れをしないこと。
● カラーポリッシュは真赤(パール、メタリック入り、アートは禁止)。試験前日までに両手に塗布しておくこと
まずは毎度の要項を必ず確認するようにしてください。
今回はケアの事前仕込みのやり方についてなので注意すべき点は、1週間前から手入れをしない事です。
ケアの事前仕込みでやること
- 甘皮の押し上げ・ニッパー処理(ささくれ・小爪の処理)
- 爪表面の整え(バフィング)
ケアの事前仕込みの目的としては、色を塗り易く、又仕上がりがより綺麗に見えるようにするために行っていきます。
検定ケアではなくサロン級ケアで
検定のケアではルースキューティクルのみ除去をする事になっています。※甘皮を切ったらNGです。
ですが、事前仕込みの段階ではしっかりと甘皮をケアすることで、びっくりするくらい赤ポリッシュを塗るのが簡単になります。なので、ここではしっかり甘皮を押し上げ、甘皮を除去していきます。
爪の凹凸は滑らかに
爪の表面に縦筋がある方も多くいます。検定ではこの縦筋があると場合によっては仕上がりの艶が半減してしまうこともあります。なので爪表面をなめらかにするバフィングという作業をしていきます。
ビフォー&アフター
甘皮処理バフィング前 ⇒甘皮処理バフィング・カラーリング後
爪の輪郭がスッキリしてギリギリまでカラーが塗布出来ています。
バフィング前 ⇒バフィング後
指が違いますが、バフィングをすることで見え方が全然変わってきます。
実際の流れ
アドバイス
自信のない方はサロンでやってもらう事をお勧めします。その際に検定を受験する事を必ず伝える事です。検定の事をわかってくれているネイリストにやってもらわないと、それに適したケアなどをしてくれません。とはいえ、そういうネイリストさんは数少ないと思いますが、全くやらないよりかはマシです。