独立してネイルサロンをしようと思うと最初に考えることの多くが集客なのではないでしょうか?この記事ではサロンを運営していく上で
まずは一体どんな集客方法があるのかということを解説していきます。
これは店舗を構えているサロンから自宅サロンなど全てのサロン集客に共通する内容なので、
サロン集客をこれから始めようとするのならまずは大まかな集客方法を知って、自分の取り組めるものから 始めてみましょう!
ネイルサロンの集客方法の種類はどんなものがあるの?
ネイルサロンの集客方法はたくさんあり、まずは大きく分けて集客方法を見ていきます。
- チラシのポスティング
- 新聞折り込みチラシ
- ホームページ
- ブログ
- インスタグラム
- フェイスブック
- サロン掲載サイト
ポスティング
チラシを作成し、玄関のポストにチラシを投函してする方法。自分でポスティングしたり、ポスティング業者に依頼することもできる。
メリット
一軒家の場合は単体で投函されるため、目にしてもらいやすい。(マンションに投函のは場合はまとめて捨てられてしまうこともあり)
デメリット
一軒一軒の投函になるため、時間効率が非常に悪い。またポスティング業者に頼む場合、雑な人がいるため、ちゃんと投函していないこともある。
取り組む敷居レベル
★★☆☆☆
ポスティングを取り組む上では、そんなに大変なことではありません。ステップとしてはチラシを作って配るだけなので、初心者には取り組みやすい集客方法になります。
労力レベルはどのくらい?
★★★☆☆
ポスティングでの集客の労力は投函するために歩き回ることが何より労力になります。 そして、集客できるチラシを作るということも課題にはなりますが、やってみるという点でみれば、初心者でもすぐに取り組むことができます。
効果レベルはどのくらい?
★☆☆☆☆
それにたいして効果はすごく高いわけではなく、1000枚配って1-3件程度です。
1日配って、1件の来店。リピートしてくれれば元は取れると思いますが、労力に対しての効果は高いとはいえません。
ポスティングを成功させる課題
ポスティングはチラシの出来が成果を左右します。ただ単にチラシを作れば良いのではなく、見込み客の方がみて、『行って見たい!』と思ってもらえるようなチラシを作ることが最も重要な課題です。
また一度来店してくれた方にリピートさせる仕組みが整っていないと、費用対効果が合わなくなりますので、リピート戦略を徹底させる必要があります。
新聞折り込みチラシ
チラシを作成し、新聞の折り込みチラシとして、業者に依頼し、新聞配達の人に投函していただく方法
メリット
地域を絞って新聞配達の人に配ってもらえるので、希望地域にアプローチできる。
デメリット
新聞を取っている人にしか届かない。また、たくさんのチラシに埋もれて見てもらえる可能性が低い。
取り組む敷居レベル
★☆☆☆☆
チラシを作って新聞配達業者に依頼するだけなので、比較的簡単に取り組むことができます。
労力レベルはどのくらい?
★★☆☆☆
効果レベルはどのくらい?
★☆☆☆☆
新聞折込広告での効果は10000枚配って1-10件程度です。 ※チラシのレベルによって変動します
新聞折り込みチラシを成功させる課題
新聞折り込みはポスティングと同様にチラシの出来が成果を左右します。
それにプラスして、折り込みの時に一番前に重ねてもらうことがとても重要になります。折り込みチラシで一番みられるのは一番上のチラシと一番下のチラシです。
また一度来店してくれた方にリピートさせる仕組みが整っていないと、費用対効果が合わなくなりますので、リピート戦略を徹底させる必要があります。
ホームページ
自分専用のサイトを作ってサロンのことを知って来店いただく。
メリット
様々な地域の人にみてもらえる。
デメリット
ホームページの存在を知ってもらえなければみてもらえることがない。
取り組む敷居レベル
★☆☆☆☆
今では誰でも簡単にホームページを作ることができるのですぐに取り組むことができます。
労力レベルはどのくらい?
★★★☆☆
最初に必要なことを記載するので、最初は少し大変かもしれませんが、一度作ればほとんど変更しない為、最初頑張れば良いのです。
効果レベルはどのくらい?
★★★★☆
ちゃんと効果のあるホームページができればやり方次第で効果を得られます。
ホームページ集客を成功させる課題
ホームページでの集客はいかにしてホームペーシをお客様にみてもらうか、そしてホームページの完成度が大きく影響してきます。
ブログ
ブログを更新して、そのブログをみて興味を持ってもらう。
メリット
いろんな地域の人に見てもらえる。オンラインなので、つくった記事は蓄積されるため伝えたいことを伝えることができる。
デメリット
ただ書けば良いと言うわけではなく、文章能力や画像のアップなどが必要なため、そういう知識・技術が必要。
取り組む敷居レベル
★☆☆☆☆
無料媒体であるブログは簡単に取り組むことができます。
労力レベルはどのくらい?
★★★★☆
文章を書くことに慣れていない方は初めのうちは何を書いていいのか全くわからないはずです。
そのため、慣れないうちは少し大変です。
効果レベルはどのくらい?
★★★★☆
ちゃんと効果のあるブログが構築できれば、それはプル型として蓄積されていきます。
今ではブログ集客をやっていない人はいないくらい当たり前の集客方法になっています。
ブログ集客を成功させる課題
ブログ集客を成功させる課題は文章力・表現力、ブログのレイアウト、ブログの特性を生かした使い方をマスターすることが課題となります。ただ単にブログを書いているだけでは効果はでずらいです。
フェイスブック
フェイスブックで投稿していいねをもらって拡散して見てもらう機会をふやす方法
メリット
実名なので拡散された時の信頼性が高い。
デメリット
元々フェイスブックは個人のプライベートで使うものなため、ビジネス的に使って使い方を間違えると思うような効果は見込めない。
取り組む敷居レベル
★☆☆☆☆
無料媒体であるフェイスブックは簡単に取り組むことができます。
労力レベルはどのくらい?
★★★★☆
ブログ同様文章を書くことに慣れていない方は初めのうちは何を書いていいのか全くわからないはずです。
そのため、慣れないうちは少し大変です。
効果レベルはどのくらい?
★★★☆☆
定期的にアップすることや自身のファンがつくようになるとより効果を感じられます。
フェイスブック集客を成功させる課題
フェイスブックは元々個人のコミュケーション媒体なため、ただ単に商品アピールをしていると煙たがられてしまいます。
そのため、文章力はもちろん、サロン運営者としての人柄もとても自由視される媒体になります。また、友達を意識的に増やす活動をしていくこととても重要になります。
インスタグラム
画像を投稿して気になって目を止めてもらい、集客する方法
メリット
ネイルの仕上がりのレベルの高さなどを表現できるため腕に自信のある方にはありがたいツール。
デメリット
どんどん新しい画像が投稿されるため、常に更新しないとすく゜にう漏れてしまう。
また、インスタグラム単体では集客効率が悪いため、ブログやHPがないと思うような効果は発揮できない。
取り組む敷居レベル
★☆☆☆☆
無料媒体であるインスタグラムは簡単に取り組むことができます。
労力レベルはどのくらい?
★★☆☆☆
画像をアップすることが主な作業になるので、そんなにむずかしいことではありません。
効果レベルはどのくらい?
★★★☆☆
インスタグラムはどんどん更新されるため、更新回数がキモとなります。 お客様が興味を持ってくれると直接問い合わせなどが来るようになります。
インスタグラム集客を成功させる課題
インタスタグラムは画像が最も勝負となります。そのため、このサロンにいったらどんなネイルにしてくれるのか、それが明確にわかるような画像を載せることがとても重要になっててきます。
そのため、自分のサロンの『売り』を明確にしてそれを画像でどのように表現させるのかということや、どのようなハッシュタグを使用するのかなどのを考えていく人ようがあります。
有料サロン掲載サイト
月額費用を支払って掲載する方法
メリット
やはりお金を払う分、早い段階で何かしらの効果が感じられます。
デメリット
当然ながら毎月お金がかかります。
取り組む敷居レベル
★★★★☆
最初に担当者と話し、プランの決定・掲載内容の確認・支払い方法の手続きなど導入するには少し手間がかかります。
労力レベルはどのくらい?
★★☆☆☆
一度掲載してしまえば、あとは予約を待つだけになります(プランによって違います)最初は色々と手間がかかりますが、あとは掲載サイトが集客してくれるので比較的楽になります。
効果レベルはどのくらい?
★★★☆☆
掲載サイトの知名度やプランなどで異なります。有料で掲載するとしても、他の掲載されているサロンはライバルとなりますので、 掲載サイトの中で選ばれるような工夫をする必要があります。
有料サロン掲載サイト集客を成功させる課題
お金を支払う分、その費用対効果の測定が必要不可欠となり、一度来店してもらったお客様にいかにしてリピートにつなげるか、それがもっとも重要となります。また、サロンの規模を把握したプランを選択して、ライバルサロンがいる中で選ばれるような、そのサイト内での工夫が必要になります。
どんなところにもライバルは存在しますから、お金を払って広告を出してそれでよしというわけにもいかないのです。
無料サロン掲載
無料サロン掲載サイトに登録して掲載する方法
メリット
無料で自分のサロンを掲載できる
デメリット
有料に比べて効果は低い
取り組む敷居レベル
★☆☆☆☆
サロン情報を登録して掲載するだけなので、すぐにできる。
労力レベルはどのくらい?
★★☆☆☆
最初は登録するのに手間がかかりますが、あとは掲載サイトが集客してくれるので比較的楽になります。
効果レベルはどのくらい?
★★★☆☆
登録数が多ければ多いほど効果は上がります。また、ブログホームページを持つことで効果を高くすることができるので
サロン掲載する場合は、ホームページやブログのurlを載せることは必ずするべきです。未完成であってもサロンURLを登録することがとても重要になります。
無料サロン掲載サイト集客を成功させる課題
無料サイトの場合はいかにして多くのサイトに登録するかということが大事です。そうすることで自分のホームページへの入り口が増えるからです。
無料ですぐにできることなので、やらない理由がない方法なので必ずやることをお勧めします。
口コミ
既存客の方に口コミで広げてもらう方法
メリット
口コミは信頼性が高いため、リピートしてくれる可能性が高い。
デメリット
口コミはコントロールできるものではないため、主な集客方法には適さない。
取り組む敷居レベル
★☆☆☆☆
紹介カードを作ればすぐに始められる
労力レベルはどのくらい?
★★☆☆☆
紹介カードを作って既存客に渡すだけなので簡単です。
効果レベルはどのくらい?
★★☆☆☆
口コミでの集客はお客様次第なので、口コミでの集客はおまけくらいで考えていた方が良いです。しかし、紹介や口コミで来てくれたお客様は紹介してくれたお客様の属性に似ているので、質の良いお客様が紹介してくれると同じような良いお客様が来店して、長く通ってくれます。
口コミ集客を成功させる課題
口コミは何より実際に来店いただいたお客様が満足してくれた結果産まれるものです。サービス業として最低限の接客マナーなどを含め、お客様の満足度を高めることは大前提のもと、紹介してくださった方にもそれなりの特典をつけることで、意欲的に紹介してくれるようになります。
集客方法は明確に分類する
商圏範囲を広げ、より多くの人を集客するには
商圏範囲を広げるためには率直にいうと、ネットを活用することです。昔ながらのポスティングなどは商圏範囲が限られ、現実としてできる範囲も限られてしまいますが、ネットを使うことで多くの人に自分のサロンを知ってもらうことができます。
ネットを使う集客方法のことをオンライン集客。使わない方法をオフライン集客と言います。
オンライン集客 (ネットを使った集客法)
ホームページ・ブログ・インスタグラム・ネイルサロン検索サイト
オフライン集客(ネットを使わない集客法)
ポスティング・折り込みチラシ・フリーペーパー・雑誌掲載
オンライン集客をするかどうかで集められる母数が大幅に変わる
オフラインは基本的に商圏内の見込み客に対してアプローチしていくため、そもそもの母数が限られています。逆にオンラインは全国の人にアプローチできるため、母数が大きくなります。
そして何よりもお客様がネットであなたのお店のことを把握できるため、安心感につながります。今の時代、ホームページなどがないサロンにいくのはとても不安ですよね。お客様があなたのサロンのことを知るためにもオンラインでの集客も意識する必要があります。
しかしながら、どちらかをやれば良いと言うわけでもなく、今の時代ではオフラインとオンラインをうまく組み合わせることで集客の効果を倍増させることができます。
とにかく早く集客したいなら有料と無料を使いこなす
集客には様々な方法がありますが、やるかやらないかを大きく決める要素となるのはお金がかかるかかからないかということだと思います。なので有料と無料のものをしっかりと分けて取り組むことも大事になります。
有料とは広告のことを指します。
広告は出すことでそれなりの価値はあるので、予算がある方は広告を出すことで集客効率をあげることができます。
また、例えばチラシを作るためにお金がかかるのは広告という部類にはいりません。広告はすでに顧客をもっている媒体に依頼することを指します。
有料(広告)(すでに顧客を持っている媒体に依頼する)
ホットペッパーなどのサロン掲載サイト・雑誌掲載・新聞折込チラシ
無料(自分でどうにでもできるもの)
お金がかからない媒体を活用する集客
ブログなどのSNSを活用した集客
ポスティング・ホームページ・ブログ・インスタグラム・サロン掲載サイト(無料)・フェイスブック
最初は無料のできることから小さな自宅サロンなどで始める場合は最初は無料で使える媒体を活用したりして、集客することをお勧めします。資金がある方は広告を出した方が早く結果を出すことができます。
自分からアプローチして認知してもらうか、待ち型で認知してもらうか
集客といっても実は顧客の行動が大きく異なることがあります。それはあなたのサロンに認知の仕方です。
チラシをみてあなたのサロンを知る人もいれば、ネットで検索をしてあなたのサロンを見つける方もいるわけです。さらにはたまたまフェイスブックをみていたら、友達がいいねしていた投稿で知ることもあります。サロンを認知してもらう方法には3種類あります。
プッシュ型
プッシュ=押すと言う意味でこちらからアプローチをかけていく営業方法。こちらから積極的に顧客にアプローチすることで存在を知ってもらう。
ポスティング・折込チラシ
プル型
プル=引くと言う意味でお客様のほうからサロンを見つけてもらえるようにする営業方法。
お客様の方から見つけてもらうには、検索などで見つけてもらう必要があるため、いろんなサロン掲載サイトに登録したり、SEOなどで自分のHPを見つけてもらう方法。
ホームページ・ブログ・サロン掲載サイト(有料・無料)
拡散型
拡散型はプルでもプッシュにも属さない、SNS特有のものです。いいねなどで拡散して認知してもらう方法です。これは口コミに近い認知方法です。
フェイスブック・口コミ
このプッシュ型とプル型を知ることは非常に重要で、人の行動心理を理解するとよく分かる話なのですが
家のポストにチラシが入っていたとしても、今の時代の人は「チラシをみる」→「ホームページ」を確認する。という人の行動をする人がほとんどです。
だからこそ、チラシを配布する前に受け皿であるホームページやブログをしっかりと持っておかないとチラシだけではなかなかお客様は足を運ぶところまでにはいきません。
プッシュ型とプル型をしっかり理解しておくことで、 お客様の行動を先読みした集客活動ができるようになるのです。2つの方法を組み合わせる必要があると言うことです。それに加えて拡散型も上手く取り入れるとさらに効果を期待できます。
上記の内容をまとめ
オフライン・オンライン集客
オフラインだけだとどうしてもチラシを配れる範囲が限らられてしまうため、必然的に母数が少なくなってしまうため、オフラインとオンラインを使うことで母数は大きく取ることができる。
有料・無料
有料のほうが早いこともあるので資金があれば広告などを使った方が加速しやすいですが、小さなサロンはそれ以外の方法から行えれば良いです。
プッシュ型とプル型
お客様行動心理を理解した上で両方行なっていく必要がある。チラシ配っただけでホームページがないと不安になってしまうし、ホームページなどをつくってもなかなかたどり着いてもらえないため、こちらからアプローチをかけることも必要。
まず最初はなにから始めるべき?
では、これらの方法がわかった上で実際に何から手をつけるべきかと言うと、まずは“あなたのサロンが知れていつでも見れるもの”=ホームページやブログを開設することが最も最初にやるべきことになります。それができたら、無料サロン掲載サイトに登録をすることです。
ようするに最低限の受け皿を用意しておくということです。ホームページは今では簡単に作れるものが多くあります。ホームページでなくてもブログでも構いません。ブログなら1分で開設できます。
それをサロン掲載サイトのサロン情報の欄に必ず記載しておくのです。そうすることで、あなたのサロンのホームページ、ブログに訪れてくれるきっかけがうまれます。
あなたのブログやホームページに行き着くことができないと、最新情報なども伝えることができませんよね。そうなるとこのお店は存在するのかが心配になってしまい、来店に繋がりません。そのため必ずサロン掲載サイトにあなたのサロンのブログやホームページを貼るようにしてください。
それができたら、ポスティングなどのプッシュ型でアプローチすることで、意図的にホームページまたはブログをみてもらえるようになり、安心して来店くださるようになります。立ち上げ当初は順番が大事になるので、正しい努力をして集客につなげていきましよう!
どんなに色々なことを学んでも、いざ実践の時に活かせなくては意味がありません。今回の内容をまとめた資料をダウンロードできます。