ネイルを始めたばかりの方はポリッシュ(マニキュア)を塗る時にふと考えてしまうこと。ポリッシュを塗る時に必ず使用するトップコートとベースコート。一緒のものじゃダメなの?と思いがちですが、実際どのように違うのかをプロとしてきちんと知識を身につけておきましょう!
トップコートとベースコートの主成分は同じ
実はベースコートとトップコートの主成分はそもそも同じなのです。
そのため、ベースコート・トップコート兼用の商品が売られています。全く違う成分であれば、兼用にすることはできません。
それぞれの役割を果たすために、主成分となる配分が変わりトップコートとベースコートが作られています。
トップコートとベースコートのそれぞれの目的・役割とは
ベースコートの役割
ベースコートの役割は自爪への持ちをよくし、自爪の色素沈着を防ぐ目的で作られています。
そのため、直接爪に塗るのがベースコートになるため、定着が良い成分をより多く含んでいます。
また、メーカーによっては爪に良い成分を含んでいるものもあります。
トップコートの役割
トップコートの役割は塗ったカラーの持ちをよくさせ、光沢を持たせる目的で作られています。そのため、外部からの衝撃を守れるように、
バリア効果の強い成分が多く含まれています。
ベースコートをトップコート代わりに使ったらどうなる?
ベースコートをトップコート代わりに使用すると、バリア効果が低いため、傷がつきやすく、トップコートに比べ艶もありません。
商品によっては、ホコリなどがつきやすくなります。
トップコートをベースコート代わりに使ったらどうなる?
トップコートをベースコート代わりに使用すると、定着する成分が低いため、すぐにポリッシュが剥がれてしまいます。
ベースコートトップコート兼用の商品はどういうことになるの?
兼用の商品は率直に言うと、定着もそこそこ、艶もそこそこということになります。
どちらの目的も果たそうとすると、成分に偏りを持たせることができません。そうなると、どちらの役割も中途半端になってしまいます。セルフでちょっと楽しむくらいなら兼用のものでも良いかもしれませんが、プロとして行うのであれば、ベースコートとトップコートはきちんと分けたものを使用することをお勧めします。
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