ネイリスト検定3級の試験を受けようと思うと流れなどどうすればいいのか整理がつかないですよね。
ここではネイリスト検定3級の時間配分と手順に関して書いていきます。一つ一つの工程を覚えれば難しくありませんので身体に覚えさせるように練習をするように心がけてみてくださいね!
大まかな全体の手順
- 手指消毒
- カラーオフ
- ファイリング
- ケア
- カラーリング
- アート
手指消毒
- 自分の消毒
- モデルさんの消毒
コットンにエタノールを浸し、手の甲、手の平、指間・指先をしっかりと消毒します。試験官もしっかりみてるので、丁寧に素早く行いましょう。
カラーオフ
- コットンオフ10本
- ウッドスティックで細かいところオフ10本
コットンにポリッシュリムーバーを浸し、爪の上に乗せ、5秒ほど浸透させるように押さえます。指の腹でつまみ上げるようにして、ゆっくりと手前に引くと、大体の赤ポリがオフできます。
サイドの赤ポリが残ってしまったらウッドスティックにコットンを巻いたもので取ります。
コットンで10本のオフ終えた後に、まとめてウッドスティックでの細かい修正をすることでスピードアップできます。カラーオフをしている時はリムーバー蓋は開けたままでも大丈夫です。
赤ポリが付いてしまったウッドスティックは、そのままウェットステリライザーに戻して大丈夫です。
ファイリング
- 右手ファイリング
- バリ取り
- キューティクルリムーバー塗布
- フィンガーボールへ入れる
- 左手ファイリング
- バリ取り
- キューティクルリムーバー塗布
- フィンガーボールに入っている右手のブラシダウンをしてタオルでキャッチ
- 左手の前にフィンガーボールを移動し入れる(左手を出す時も右手と同様)
エメリボードを使用し、爪をラウンドの形にファイリングを行います。
モデルさんの右手からファイリングを行い、右手の5本が終わったらキューティクルリムーバーをつけ、キューティクル周りに馴染ませてフィンガーボールへ入れます。
続いて、左手も同じようにファイリングして、キューティクルリムーバーをつけた後、右手と入れ替えを行います。
右手をフィンガーボールからあげ、ブラシダウンをして、タオルで水分をとります。そして、左手をフィンガーボール 入れます。
ブラシダウンを忘れてしまいがちなのですが必須工程なので気をつけるようにしてください。
ケア
メタルプッシャーでの押し上げ
メタルプッシャーは水をつけて使用します。お湯につけているため、柔らかくなっており、角度に気をつけながら押し上げていきます。メタルプッシャーにルースキューティクルがついてきたら、キッチンペーパーで拭き取ります。
ニッパーとガーゼでクリーンナップ
ガーゼを水で湿らせて、キューティクル周りをガーゼクリーンします。
そうするとある程度のルースキューティクルが取れます。とりきれなかったところをニッパーを使って除去していきますま。
刃先についたルースキューティクルはガーゼで取ります。
右手が完了したら、左手も同様に行います。(ブラシダウンを忘れずに)
ネイリスト検定3級の試験では商材・道具の扱い方が最も重要です。ガーゼは机につかないように気をつけ、ニッパーは必ず支えをつくるようにして安定させ安全に扱っていることが大事です。
カラーリング
- プレプライマー
- ベースコート
- 赤ポリ1度塗り(修正)
- 2度塗り
- トップコート
一番緊張するカラーリングに入ります。カラーリングでは修正があると思いますが、ひどいはみ出しについてはその場で行っていただき、小さなはみ出しは10本が塗り終わった後にまとめて行います。
ベースコート、赤ポリ(一度塗り目)、トップコートはしっかりとエッジまで塗るようにしてください。カラーリング中は使っているポリッシュについては机の上に置いたままでも大丈夫です。
アート
ネイリスト検定3級のアート課題は「フラワー」のフラットアートになります。
アクリル絵の具、パレット、水を用意します。アクリル絵の具は、事前にパレットに用意しておくことで時間短縮ができます。
筆で色を変えたい時は、キッチンペーパーで拭いてから水で洗うことで素早く色を変えられます。
トップコート
トップコートは少し量を多めにとって、アートをにじませないように気をつけます。刷毛圧をかけすぎないようにすることでかすれを防止します。エッジもしっかりと塗るようにしてくださいね。
時間配分の理想
実技試験70分
1. 手指消毒・・・30秒
2. カラーオフ・・・6分
3. ファイリング・・・8分
4. ケア・・15分
5. カラーリング・・25分
6. アート・・7分
7.トップコート・・2分
自分の得意・不得意を把握して時間配分を考える
人それそれぞれ得意不得意があるので、あくまで参考程度な時間配分となります。
そのため、自分は一体どの技術は得意なんだろうと『自分を知ること』が大事になりますので、普段の練習の中で一つ一つの工程をしっかりと時間を測って把握するようにしてみてくださいね。
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